泣くということ
泣きたくて泣きたくて仕方がない時、あなたはちゃんと泣いていますか?
男だから我慢するとか、こんなことで泣いていてはいけないと頭に声が響いたりとか、あなたを泣かせないでいようとする考えを採択して泣くことをあきらめてはいませんか?
泣くことは浄化のプロセスを促進します。
その時にたまっていた感情をリリースします。
そして、泣きながら更に誰かを恨んだり、憎んだり、自分を憐れんだりしたとしても、思い切り泣くことに集中してしまえば、その感情は自然に消え去っていきます。
なぜなら、あなたが悲しかったその瞬間は、すでに過ぎ去ってしまっているからです。
泣くのは、出来事に反応した自分の感情をリリースしていただけなのです。
すっきりと泣く行為は、あなたの今をクリアにします。
そうすることで、そこにあった感情を未来に持ち越さずに済むのです。
泣き方にも色々あります。
泣きながら、更に自分を悲しみ哀れみ憎しみのドラマの中に誘導していくやり方は、よく多くの人達が使う方法です。
そのやり方の残念な点は、感情がクリアにリリースされないということです。
起きてしまった出来事について、湧き上がった感情をリリースするために泣いているはずなのに、泣きながら更に新しい苦しみを作り続けるからです。
とことん、自分がどう感じたかに集中して、悲しかったなら、それを味わいつくしましょう。
悔しかったなら、その時に発散できなかった気持ちを発散し尽くしましょう。
そうすることで、出来事はただの出来事に戻るのです。
自分の中に起きた反応に責任を持ち、それを味わいつくし、そして未来に持ち越さないことで、あなたは常に今を生きることができるのです。
まだリリースされていない感情はありませんか?
それはそこから更にストーリーを創り出すのではなく、あなたの中から手放すエネルギーのありかを教えてくれているだけなのです。
by Leewish